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2021-11-11

強粘土の水田を転作し夏秋トマトのハウス栽培をしている。ゴロ土が改善されず根はりが悪い。パーライトについて。


A.強粘土の土壌改良の件、大変ですね。了解いたしました。

パ-ライトは通気や水には大変有効ですが、圧力がかかるとつぶれるので、何回か定期的に施用しなければならないかもしれません。水はけや空気が土に入るようにしなければならないと、厳しいですね。

取り扱いのある物で、イソライトCGという珪藻土セラミックス(サイズは様々)があります。
セラミックスなので粒がつぶれなく、1回施用すれば土壌改良は長持ちします。(半永久的)
施用量は600~1000kg/10aと多く、コストはかかってしまいます。
しかし、粘土は切れて、土壌改良できます。
全層施用はコストがかかるので、水が抜けていく深さまで縦穴を開けて、縦穴が崩れない様に縦穴にイソライトCGを投入する方法があります。
トマトは直根性で深くまで根が入り、土の底に停滞水があると青枯れが起こります。
暗渠とつながり水が抜けていくまで穴を開ける必要があります。

参考資料:https://www.ruralnet.or.jp/gn/202010/aspara.htm


 また、イソライトよりも効果を期待しているのは竹炭です。
竹炭は1gで700㎡と表面積が大きく、通気、排水、保水など物理的機能は高まります。
また、遠赤機能で土が柔らかになります。微生物や土壌病害、線虫などに好影響を与えます。
施用は200~400kg/10aです。
イソライトと同じように、縦穴を開けて、穴が崩れない様に竹炭を詰め込む方法も良いです。
排水や通気が確保されます。根もしっかり入ります。
日本製はまだまだコストが高く、弊社は中国から輸入しています。

その他、もみがら燻炭などあります。ご相談に応じます。

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