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3.近年の遺伝子組換 事情

ピンポン玉大の腫瘍のある実験ラットの写真

J.餌に遺伝子組み換えトウモロコシを使用 
K.遺伝子組み換えトウモロコシ+ラウンドアップ除草剤使用 
L.遺伝子組み換えでないトウモロコシ+ラウンドアップ除草剤使用

この写真はフランスのカン大学(les universitaires de Caen)で行われた、遺伝子組み換えと農薬に関する2年間にわたる実験の結果です。それによると、世界ではじめて遺伝子組み換えと農薬による健康への被害が推定されました。その実験は政府や企業が行うものよりもより完全で長期に渡るものであった。(以前の実験データは3ヶ月間の実験によるもの。)

現在、日本では二人に一人以上が癌で亡くなるという異常な事態となっていますが、この写真を見たとき、そのこともうなずけるものと思いました。日本は毎年、穀物、油糧作物(ダイズ、ナタネ等)を合計で約3,100万トンを海外から輸入しています。そのうち遺伝子組み換え作物は合計で約1,700万トン(コメ生産量の約2倍に相当する量)と推定され、日本国内の大豆使用量の75%(271万トン)、トウモロコシ使用量の80%(1,293万トン)、ナタネ使用量の77%(170万トン)が遺伝子組み換え作物と考えられます。  

日本人はこのラットと同じように知らないうちに遺伝子組み換え食品や農薬に汚染された食品を食べているのが現状と思います。遺伝子組み換え食品は植物という認識でしたが、すでにいろんな領域に利用されています。

異常に成長する遺伝子組み換えのサケ

これは米国マサチューセッツ州に本社があるバイオテクノロジーティ・テクノロジーズ(AquaBounty Technologies)が開発したものです。遺伝子組み換えサケは通常のなんと2倍のスピードで成長し、体長が従来の2倍、重さは8倍もある。企業、アクアバウン制作者側は一日でも早く市場で出したいみたいだがアメリカ政府(FDA)は通常のものと明らかに成長過程が違うので食べたらどんな悪影響を及ぼすかわからないとやこの遺伝子組換えサケが自然界に放され、天然のサケと交配し、巨大怪物サケの第二世代が生まれ、生態系に悪影響を及ぼし、奇形や疾病などに現れてくることを懸念して慎重に検討していると聞き及んでいましたが、2013年11月に米国ですでに市場に出た模様です。陰の力が動いたのかもしれません。消費者は切り身にされたらお手上げで、しかも作り手側は「成分は天然のサケと一緒だ」と主張し、アメリカではスーパーに出ても遺伝仕組み変えと表示する義務はないとのことです。最近日本でもサケを利用した寿司がボリュームの割に、価格が安いのは大変気になるところです。

羽毛がなく、4本足で4羽の遺伝子組み換え鶏


この写真はとてもショッキングな物ですが、羽毛がなく、良く見れば足が4本、手羽が4本ある。もうすでに6本の鶏はできているとのことです。羽毛をむしらなくても良く、もも肉が4本、手羽が4本でとても効率的と言うのだろうか?このようになってくると私どもと全く発想が違います。想いもよらない発想です。これらが海外で生産され、チキンナゲットなんかに加工され、非表示で日本に輸入されていたら・・・ 
何を食べさせられているかわからない状況です。これらの開発者は何の目的で行っているのでしょうか?
これらをおいしいと感じるのでしょうか?       
おそらく、開発者には儲ける勘定しか頭にないのでしょう。これらは食べ物ではなく、化け物を食べれば化け物になるしかないと思います。
 

サソリの遺伝子を組み込んだキャベツ

これはキャベツが虫がつきやすいので、猛毒を合成するサソリの遺伝子を組み入れたキャベツを作ったとのことです。とても正気とは思えない。農薬の使用を抑制するため、このキャベツを青ムシが一口でも食べようものなら即座に死に至るという世にも恐ろしいキャベツです。
そんなものを食用に出していいわけがないはずですが、開発者いわく「遺伝子組み込みの課程で人間には無害となるよう工夫されている」とのことです。ではこの開発者にこのキャベツを毎日1個づつ三世代に渡って食べて頂き、人体実験をしていただきたいと思います。

このようなことが実際に世界中で行われています。日本では遺伝子組み換え植物の栽培が禁止されているとの見解でしたが、知らないうちに輸入や国内商業栽培に関する認可が出ているようです。2011年12月1日時点で、71件の遺伝子組み換え作物の国内商業栽培の認可が出ている様子です。農作物種子のF1品種改良の中身も相当な遺伝子組み換えがなされているとのことですが、きちんと説明をしていただきたいと思います。

「大変な世の中になってきた、子供達や孫たちが大変だ」という意見をいただきますが、ご年配の方もいざ癌が見つかり、死がさし迫ってくると、この世の物と思われない程の苦しい思いをせざるを得ません。他人事では済まされません。また、日本での奇形率が公表できないくらいに増えていることをご存知ですか?世界のワーストクラスです。

これは食べ物が大きな原因と言わざるを得ません。私どもは写真のラットの様にならないように、安全でおいしい食べ物をきちんと評価し、そうでない物と区別しなければなりません。遺伝子組み換えの物などは4本足の様に効率が高く、コストが安いですが安全性が低いです。良い食べ物を生産する農家たちに感謝とエ-ルを送らなければなりません。生産農家達に感謝と評価をもって接すれば、彼らは喜んで一生懸命、その声に答えてくれると思います。

日本人の健康や子孫の健康、健全な世の中、安全な食べ物を作るのも消費者である皆様の行動が一番重要と思います。何卒、よろしくお願い申し上げます。

参照:http://macrobiotic-daisuki.jp/genetically-monster-food-1636.html

4.硝酸態窒素の問題