2021-09-14
ぶどう栽培で、一部の品種で葉がトラ葉になっていて、マグネシウム欠乏症のように思います。来年に備えて落葉迄に数回葉面散布、お礼肥のタイミングで土壌散布を考えています。推奨の液肥料を教えてください。
マグネシウム欠乏ですね。マグネシウムは農家の勲章といわれ、多収穫すると出てきます。
マグネシウムは吸収されやすく、移動しやすい元素です。マグネシウムの成分補給でしたら、「大和濃縮にがり」(有機JAS)があります。1000~5000倍土壌潅水・葉面散布がおすすめです。葉面散布で葉色が変わります。
来年に備えて手を打つのならば、私ならば、「ヒ-ロ-3号」を1000倍で葉面散布します。「ヒ-ロ-3号」はケイ酸マグネシウムが主成分の鉱物ミネラルです。ケイ酸とマグネシウムは相性が良く、吸収も進み、ケイ酸のレンズ効果で光合成が高まります。
また、鉱物特有のシリカケ-ト正四面体の形状で、固有振動しており植物生物に好影響を与えます。葉が固くなり、肉厚になります。
落葉までに光合成をたくさん行い、貯蔵養分を木にため込むことが来年の生育、収穫に好影響を与えます。生育初期から使用することが良い様子ですが、落葉まで施用することは、来年を良くします。鉱物ミネラルで、完全に水に溶けなく、果実がある場合は白く汚れる危険があるため、上澄み液を利用してください。
また、同じケイ酸マグネシウムで鉱物ミネラルの「マインマグN」の土壌施用をお勧めします。施用で葉色もかわりますので速効性もあり、く溶性なのでゆっくりも効きます。流亡も少なくお勧めです。
関連記事