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2026-01-06

「農産発酵こつぶっこ」による水田抑草効果の検証が報告されました。

2025年度、愛知県農業総合試験場での「有機肥料の田面表層施用による抑草効果の検証」にて、弊社の「農産発酵こつぶっこ」での水田抑草効果ついて報告されました。

有機肥料の田面表層施用による抑草効果の検証

愛知県農業総合試験場研究報告 第57号 – 愛知県

概要

国は「みどりの食料システム戦略」において、2050年までに化学農薬や化学肥料の使用量削減、有機農業の大幅な拡大を目標に掲げています。これを受け、愛知県でも有機農業の推進を強化し、2030年までに有機農業の取組面積を900haまで拡大することを目標としています。愛知県の耕地面積の約6割を占める水田において、水稲作はこれらの目標達成に大きく貢献する重要な分野です。

しかし、水稲の有機栽培では、特に雑草管理が難しく、収量や品質が不安定になりやすいという課題があります。これまで、米ぬかの散布や機械除草、紙マルチ栽培などの方法が実践されてきましたが、労力やコスト、抑草効果の安定性などに課題が残されています。

そこで愛知県農業総合試験場では、散布しやすい有機肥料を用いた新たな雑草抑制技術に着目し、その抑草効果や水稲の生育・収量への影響を検証しました。また、除草剤を使用しない栽培を2年間継続した場合の雑草発生への影響についても調査し、省力的で効果の高い有機水稲栽培技術の確立を目指しました。

まとめ

有機肥料の散布により、田面の酸化還元電位が低下し、 田面水の濁りが維持されることで抑草効果が発揮されると考 えられた。収量面では、有機肥料とともに化学肥料を慣行量施用した結果、減収割合は小さかった。一方、還元条件下 でも発芽が抑制されないコナギやホタルイは残草しやすいことが確認された。その生育の抑制には田面水の濁りの維持 やアオウキクサの発生による遮光が効果的であることが示唆 されたが、それらは有機肥料散布後の降雨やアオウキクサ の有無などの環境条件によって変わり、抑草効果が安定しないことも予測される。このため、残草により生育への影響を 大きく受けている場合には除草機の併用を検討する必要が ある。

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