硝酸態窒素が増える主な原因
原因を知って特別に対策をしなければ減りません。特に夏場の葉菜類のハウス栽培は要注意!
- 天候不順・光合成生産物の減少
- 施肥(窒素過多)
- 化学肥料
- 畜産堆肥(遺伝子組換飼料・畜産薬剤等)
- 遺伝子組換肥料(菜種油粕・大豆油粕・棉実油粕等)
- 液肥(急激に増える)要注意
硝酸塩摂取の害 まとめ
硝酸イオンはインシュリンの生成を阻害し、糖尿病を引き起こす。あらゆる成人病の根本原因である。
- 硝酸塩の危険な摂取量(一日当り)WHO基準 2.5g以上で中毒 / 4.0g以上で致死
- EUの安全基準‥2000~2500ppm以下
- 日本の安全基準(生食が多いため、厳しい安全基準を)1000ppm以下に
- 健康な成人の硝酸摂取限界値‥300ppm/日
- 糖尿病患者の硝酸摂取限界値‥100ppm/日
それ以上になると排泄されなく体内に残り、亜硝酸毒となり様々な疾病とつながってしまう。
不健全生育
植物は根から吸収された「窒素」と、葉で光合成して作られた「ブドウ糖」を結合 (窒素同化)させて、タンパク質を作りながら成長していきます。
天候不順や施肥によりバランスが崩れ、「窒素 (硝酸態素)>ブドウ糖」となり、硝酸態窒素などとして植物体中に残ってしまうのが、未消化窒素 (硝酸態窒素)です。未消化窒素 (硝酸態窒素など)は健康に悪いだけでなく、作物の病気や虫を誘発したり、野菜の鮮度を悪くしたりします。逆に硝酸態窒素の消化を促せば、虫や病気の被害は少なくなり、糖度や旨み、鮮度など品質が向上します。
まずはチェックしてみよう
まずは自分の野菜の硝酸イオン濃度を知ることから始まります。野菜に苦味を感じたら要注意!誰でも手軽にチェックができる簡易型測定器があります。
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