加里成分について
各作物の養分吸収状況を見れば、加里成分は生育後期に多く吸収されることがわかります。加里成分は光合成で作られたブドウ糖などの同化産物を果実や芋、根などに運ぶポンプの働きがあります。また、結球野菜の結球促進などにも作用します。良い収穫とするためには、収穫物の肥大期前、結球前に加里成分を施用することが肝心です。
果実の食味向上、芋や豆などの肥大促進、結球野菜の結球促進に加里成分を中心として、さまざまなミネラルをバランスよく供給したいものです。
加里成分やミネラルの総合的な補給には有機栽培専用の総合ミネラルの「ミネラルエナジィ」の施用をおすすめします。特に芋や豆の肥大期前に追肥し、肥大促進を心掛けてください。また、茎、葉が硬くなるため、病害虫への抵抗力も向上します。
窒素が主原料で、りん酸はエネルギー源、加里はポンプ役で収穫物の肥大を促進し、カルシウム、マグネシウム、ホウ素、マンガン、ケイ酸、鉄、銅、亜鉛・・・などの微量要素は各生体反応のための触媒で、すべての成分が加不足なくバランスよく吸収されることが必要です。それらを供給することにより、生体反応が活性化し、食味の向上や健全な生育を進め、病害虫の軽減にも効果があります。
しかし、ミネラル、微量要素は「相乗効果」と「拮抗作用」の影響があるので、総合的に各微量要素をまとめて供給することが望ましいです。「ミネラルエナジー」は有機JAS対応のバランスのとれた総合ミネラル肥料です。是非、お試しください。