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3.りん酸成分

りん酸=エネルギー源

【ATP】アデノシン3りん酸 (高エネルギーりん酸化合物)とお聞きになったことがあると思います。りん酸が2つのものでADP、1つでAMPと言い、りん酸が増える毎に8カロリーずつエネルギーが増え、りん酸が多いほどエネルギーが高くなり、ATPが最高の状態です。りん酸が増えることによって、植物の窒素同化作用や光合成など生体反応を活発にします。

窒素同化が進みますので、窒素過多による徒長が少なくなり、節間の詰まった樹勢の良いがっちりした草体となり、光合成の活性によりブドウ糖の生産が多くなり、品質向上に結びつきます。

また、りん酸は分裂細胞に多く移行し、生長点や根が充実し吸肥力が高まります。また、成長パターンは花や実がつく生殖成長へ展開し、花芽が多く付いたり、縦長で、肉厚のある切れ込みの鋭い葉が立ちあがり、光合成をよりよく行います。りん酸の吸収は、エネルギーを増やし、活性化するため、すべての生体反応を促進します。りん酸の吸収が根底の技術となるわけです。

しかし、りん酸は土壌の鉄やアルミニウムに結合・土壌固定され、不溶性となりやすく、容易に吸収されません。有機物や微生物がこのことも改善いたします。微生物の働きや、有機物から作られる発酵生成物の「有機酸」「腐植酸」が鉄やアルミニウムを包み込み、りん酸は単独となって吸収されやすくなります。(キレート化)

「ヒューマスエナジィ」の施用は土壌固定されたりん酸を吸収される形にします。

りん酸の吸収の利点

  • (ATP)エネルギ-量の増加 
  • 植物の反応の活発化 
    • 光合成の活発化→糖の生産→高品質多収穫
    • 窒素同化作用の活発化
    • 未消化窒素の消化
  • 分裂細胞・生長点の発達
  • 節間のつまったガッチリした草体
  • 樹勢が良い
  • 根の充実 → 養分の吸収
  • 生殖生長への展開(花や実の付く生長) 葉の充実 → 受光体制(縦長で厚みのある葉、船型に立つ)

4.加里成分

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