toggle

有機栄養

 植物は無機物から有機物を作っていく能力がありますが、化学合成された無機栄養を用いる方法は感心できません。なぜなら化学肥料は生物を減少、死滅させますが、有機栄養はあらゆる生物を育むからです。人も動物も植物も微生物や小動物も生き物で、自然生態系の一部であり、生態系全体がバランスよく育まれる農法を目指します。

 植物の一番大きな働きは光合成(炭酸同化作用)で作られたブドウ糖を根から 吸収されたアンモニアなどに結合させて、アミノ酸→タンパク質を作って行くことです。
(窒素同化作用)タンパク質を作っていくことです。(窒素同化作用)植物のこの働きのおかげで、動物はそのタンパク質を食べて生きていけるわけです。
しかしながら、発酵系の微生物の関わりで有機質肥料が発酵すればアミノ酸が作られます。
 低分子のアミノ酸は根から吸収されて、光合成で作られた ブドウ糖と結合され合理的にタンパク質が作られます。
 アンモニアなどの化学肥料の場合と比べればブドウ糖一つでタンパク質(収穫物)ができ、ブドウ糖が一余ります。
この余ったブドウ糖がおいしさ(甘み)であったり、貯蔵養分となるわけです。
できるだけたくさんアミノ酸で吸収させて、ブドウ糖を蓄えていくことが安全でおいしい農作物を収穫する第一歩です。

健全生育(ブドウ糖>窒素)

健全生育

 窒素とブドウ糖が結合して収穫物が出来上がります。農産物は肥料(成分)と天気の合作なわけです。しかし、そのバランスがとても重要です。天気が良く、光合成が活発でブドウ糖が多く生産された場合は 糖度が高く美味しい農作物となります。

不健全生育(窒素>ブドウ糖)

不健全生育

 天気が悪く、ブドウ糖の生産量が少なく、バランス的に肥料 (窒素成分)が多くなった場合は、農作物の中に消化されなかった窒素成分(硝酸態窒素)が残ってしまいます。この未消化窒素が問題の 硝酸態窒素などで病害虫発生の原因となります。
このような硝酸値の高い野菜はまずく・にがく・糖尿病や成人病を 引き起こす原因で危険な食べ物となってしまいます。
安全・安心・おいしい有機農業は ブドウ糖>窒素が絶対条件となります。
ブドウ糖>窒素を作るためには肥料(窒素)としてはアミノ酸の吸収を図り、ブドウ糖を蓄えることが大切となります。肥料の質が問われます。